A Voyager with Therapy Life

幸せの国 日本へ

私の仕事の一つに プライベートサロンの運営があります。

施術者とお客様だけの空間になるので、施術を受けにきてくださるお客様方からは
個人的なお話を沢山聞くこともしばしばです。
この仕事をしていなかったら決して知り合うことはなかった方から
自分の想像も及ばない世界のことを聞けることは 仕事が大好きな理由の一つです。
 
 

長年お世話になっているお客様、藍田様(仮称)は 80代の人生の大先輩です。
専業主婦でしたが未亡人となられ、自身もいくつかの大きな病気と付き合いながら人生を歩んでこられました。
文学の世界に造詣が深く、作品は様々な賞を受賞されています。
独特の鋭い視線からの興味深いお話をうかがうことを 私自身 毎回楽しみにしています。
 


写真提供:福岡市
 

その日は、毎年5月3日にある福岡の祭り 博多どんたく にまつわるお話をうかがいました。
 
「私のお友達が どんたく の日に遊びに来たことがあったの…」
 
その藍田様のお友達は、夫婦二人暮らしで、ご主人が大きな病気で入院し、退院後間もない時期でした。
ずっと看病を頑張ってきたので羽をのばしたいと、片道1時間かけて藍田様との約束の場所へと出かけました。
無事に会えた二人は、しばらくパレードを観覧して楽しんでいました。
例年2日間で200万人以上の人出となる博多どんたくの日は、福岡の天気が安定しない時期です。
この日も朝から雲行きがおかしく、とうとう大粒の雨まで降りだしました。
二人は、雨宿りも兼ねて食事をしようと思って店を探したのですが、
どこも人で溢れかえっていて ゆっくり座れる店がみつかりませんでした。
まだまだ話は尽きないので、せっかくの機会だからとお寿司を買って藍田様宅にタクシーで向かいました。
お友達は、ご主人のことを心配し、到着するなり まず自分の家に電話をかけました。
すると、電話口の向こうから、具合が悪くなってしまったと言われ、友達は慌てて家に帰って行ったそうです。
 
「えー!?そのご主人様は 電話に出れるくらいのおかげんなら、自分で病院に連絡されたらいいのに。」
 
私は、その話の内容をうかがった途端、思った通りのことを口に出してしまいました。
 
「日本の戦後を支えた男たちは、精一杯働いて、定年後は奥さんに面倒を見てもらおうと頑張ってきたの。
家の事は専業主婦に任せて何にもできなくてあたりまえと思っていたのよ。
その分、専業主婦も男たちを支えながら、家の事を守るのが本分だと
夫が仕事に行っている間に趣味を楽しんだりして 自由を満喫してきたのよ。
だから、男たちは退職したら妻に任せっぱなしで、自分で病院に電話しようとか思えない人が多いの」
 
きっぱりと言われる藍田様は、いつにも増して強く感じられました。
 
「そ、そうなんですね。
近代日本を担ってこられた皆さんは そのようにしてご夫婦のお互いの事を想っていら
っしゃったのですね。自分の育った環境からは想像できないことだったので…
勉強になります。」
 
私は、戦後の荒廃からすごいスピードで立ち直れたのは、日本を支えた年輩方の
これまでの頑張りのおかげで今があると思い、敬意をもって伝えました。
しかし、全く自分にはない夫婦関係の概念でした。
 
ここでの会話は、ほぼ本音トーク。
それぞれのお話に一喜一憂しながら時間を共有させていただいてます。
その後も藍田様のお話は続きました。
転勤族だったご主人の赴任先でのこと、亡くなられたことやその後の事など……
 
「私の娘時代も、今と同じで自由で楽しかったのよ。
しかし、ある日突然、今日から贅沢やおしゃれをしてはいけない と 国からいわれるようになったの。
平和と思っていたのに ある日突然よ。
今の時代も戦前と変わらないような自由さがあるけど、
皆が自分の事だけを考えて、政治をあまりに考えてないと、
あの時の様に急に戦争に進むのではないかと危惧しているわ……
 
私の人生は 病気の連続だったし、辛いことの方がかなり多かったわ。
幸せと思えることは ほんのちょっと。
2度と同じ人生は歩みたくないし、もう生まれかわらなくてもいいわ」
 
名家のご出身で、子供の頃から何不自由ないような生活をされていたようにうかがえる
藍田様が最後に言われた言葉は、いつも楽しそうにお話をされる姿を見ている
私にとって意外で、深く印象に残りました。
 
 

 
 

国連の関連団体の2019年度調査で
日本人の幸福度ランキングは、156ヶ国中で58位となり
2015年の 46位から 年々下がり続けています。
 
 

幸福感はどのようにしたら増えるのでしょうか?
 
 

模索中に目に飛び込んできたのは、
2016年に生理学研究所の

幸せと脳との関連が明らかに
− 日本国民の幸福度の向上に期待 –

というタイトルでのプレスリリースでした。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

幸福感には、自分は幸福であるという持続的な肯定的評価(持続的な幸福)と、
ポジティブな出来事に直面した時に発生する一時的な肯定的感情(一時的な幸福)という二面性があり、
これらはお互いを強化しあう関係があります。

MRIを使った研究では、幸福の二側面が共通の神経基盤(吻側前部帯状回)を持ち、
持続的な幸福はその体積に(幸福度が高い人は、吻側前部帯状回が大きいために幸せ感情を感じやすい)、
一時的な幸福はポジティブな出来事を想起している最中の神経活動に関係していることがわかりました。

脳は筋肉と同じように、鍛えれば鍛えるほど特定の脳領域の体積が大きくなることが分かっていますので、
この結果は、楽しい過去の記憶の想起や、明るい未来を想像するといったトレーニングにより、
持続的な幸福が増強する
可能性を示したものといえます……
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

この研究成果は、日本国民の幸福度の向上に結びつく重要な知見だと考えられます。
 


 
 
30代前半まで どっぷり不幸癖に浸かっていた私は、学習し、人に触れ、交流し、
感謝することを沢山経験し、徐々に脱却できているようです。
仕事柄 人に直接さわることが多いので、おのずと幸せホルモンと呼ばれる
いくつかのホルモンが分泌されやすいはずです。
だからこの仕事を選んでいたのかもしれません。
おかげで幸福感の小さな積み重ねが出来てきたように思います。
 
幸福感は、自分自身が増やさないと周りにも与えてあげることができません。
また、もらうことしか考えられないとなかなか増えてくれません。
 
脳を鍛えるためにも良いことを沢山考えるように努めていきたいものです。
 
セラピストとして、心身の疲れがひどく、幸福感がわきにくい時は、
信頼できるセラピストに頼むことも一つの方法だということも付け加えておきたいです。
 
 

幸福感で脳をきたえよう!

幸せの国 日本へ。
 

 

この記事は Theapist Hours Japan ブログに寄稿したものです。

関連記事

高松 春后 Haruko Takamatsu

トータルアロマプロデューサー
アロマヘッドヒーリング®ファウンダー
垣根を超えた個性あふれるセラピストのグループ セラピストアワーズ 発起人
エアアロマジャパン セールスパートナー
日本アロマコーディネーター協会 認定加盟校
シデスコインターナショナル ライセンス
放送大学 生命科学 エキスパート


30年以上、エステやアロマ業界で人の癒しや教育、サロン運営を続ける。
主催するスクールや九州、関東、北海道で、多くの失敗や経験から学びまとめた、
頭(脳)を癒す究極のメソッド、アロマヘッドヒーリング®を中心としたセミナーを行う。

詳しいプロフィールはこちら

shrimマインド・ハート・スピリット

最新のお知らせ・ニュース

こちらで最新のお知らせ・ニュースをお伝えしております。


最新のお知らせ・ニュース

Aroma Head Healing®ご予約

2019年10月
   
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
×
25
26
27
28
29
30
×
31
   
2019年9月

おまかせトリートメントご予約

2019年10月
   
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
×
25
26
27
28
29
30
×
31
   
2019年9月

PAGE TOP